
一日の終わりに、心と体の疲れをリセットしたい。そんな時におすすめなのが、爽やかな香りが魅力の「レモングラス風呂」です。
「レモングラスって、ハーブティーや料理に使うイメージだけど、お風呂にも使えるの?」
「どんな効果があるんだろう?」
「やり方は難しくない?」
この記事では、そんな疑問をお持ちのあなたへ、レモングラス風呂の嬉しい効果から、自宅で誰でも簡単にできる具体的な方法、そして楽しむ上での注意点まで、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、いつものバスタイムが、まるでアジアンスパのような特別なリラックス空間に変わるはずです。
レモングラスとは?爽やかな香りの万能ハーブ
レモングラスは、その名の通りレモンのような清涼感あふれる香りが特徴の、イネ科のハーブです。タイ料理のトムヤムクンをはじめ、エスニック料理の香りづけや、ハーブティーとして世界中で親しまれています。
この香りの主成分は「シトラール」というもので、心身をリフレッシュさせ、気分を前向きにしてくれる効果があると言われています。そんな魅力的なハーブを、お風呂で活用しない手はありません。湯気とともに立ち上る爽やかな香りは、一日の疲れを優しく解きほぐしてくれるでしょう。
レモングラス風呂に期待できる嬉しい効果・効能

レモングラス風呂には、その香りや成分によって、心と体に嬉しい様々な効果が期待できます。
- 心への効果:リフレッシュ&リラックス
レモングラスの爽やかな香りは、脳を刺激し、気分をリフレッシュさせてくれます。モヤモヤした気持ちやストレスを和らげ、心を落ち着かせて前向きな気持ちに導いてくれるでしょう。一日の終わりに頭を空っぽにしたい時や、集中力を高めたい朝風呂にもぴったりです。 - 体への効果:血行促進で疲労回復
レモングラスには血行を促進する作用があると言われています。お風呂の温浴効果と相まって、体の隅々まで温かい血液が巡り、肩こりや腰痛、筋肉の疲れを和らげる助けになります。立ち仕事やデスクワークで体が凝り固まっている方には特におすすめです。 - お肌への効果:抗菌作用と美肌効果
優れた抗菌・殺菌作用もレモングラスの特徴の一つです。肌を清潔に保ち、汗ばむ季節の気になるニオイを抑える効果も期待できます。また、肌を引き締める「収れん作用」もあるため、お風呂上がりの肌をさっぱりと健やかに整えてくれます。
自宅で簡単!レモングラス風呂のやり方
レモングラス風呂は、使うレモングラスの状態によっていくつかの方法があります。ご自身のライフスタイルや、手に入りやすいもので試してみてください。
用意するもの
- フレッシュ(生)レモングラス: 2〜3本
- ドライレモングラス: 大さじ2〜3杯
- レモングラスの精油(エッセンシャルオイル): 1〜5滴
ドライハーブを使う場合は、中身が散らばらないように、お茶パックやガーゼ、木綿の袋などに入れて使うと後片付けが楽になります。
【フレッシュ(生)】レモングラスを使う方法

生のレモングラスは、香りが最も豊かでフレッシュ。本格的な香りを楽しみたい方におすすめです。
- レモングラスの根元を少し切り落とし、よく洗います。
- 香りが出やすくなるように、包丁の背などで軽く叩いて潰すか、2〜3cm幅にカットします。
- お茶パックや布袋に入れ、口をしっかり縛ります。
- 湯船に入れ、お湯を注ぎます。お湯の中で軽く揉むと、より香りが広がります。
【ドライ】レモングラスを使う方法
ドライハーブは長期保存ができ、使いたい時に手軽に使えるのが魅力です。
- ドライレモングラスを大さじ2〜3杯、お茶パックや布袋に入れます。
- 口をしっかり縛り、湯船に入れます。
- 給湯する際、蛇口の下に置くと、お湯の勢いでハーブの成分が抽出されやすくなります。
【精油(エッセンシャルオイル)】を使う方法

精油を使えば、ハーブの後片付けもなく最も手軽に楽しめます。ただし、精油の原液を直接湯船に垂らすのは絶対にやめてください。オイルがお湯に溶けず、原液が直接肌に触れて刺激になる可能性があります。
- 天然塩(大さじ2杯)や、ホホバオイルなどのキャリアオイル(5ml程度)に、レモングラスの精油を1〜5滴垂らしてよく混ぜます。
- それを湯船のお湯によくかき混ぜて溶かしてから入浴します。
レモングラス風呂を楽しむ上での注意点
心身ともにメリットの多いレモングラス風呂ですが、いくつか注意点もあります。安全に楽しむために、以下の点を確認しておきましょう。
- 肌への刺激に注意
レモングラスは人によっては皮膚への刺激となることがあります。特に肌が敏感な方やアレルギー体質の方は、少量から試すか、足湯などでパッチテストをすることをおすすめします。精油を使う場合は、必ず推奨されている濃度を守りましょう。 - 後片付けはしっかりと
フレッシュやドライのハーブをそのまま湯船に入れると、排水溝に詰まる原因になります。必ずお茶パックや布袋を使用してください。 - 追い焚き機能は避けるのが無難
ハーブの成分が給湯器の配管を傷める可能性があります。ハーブを入れた状態での追い焚きは避けた方が良いでしょう。 - 妊娠中・授乳中の方
レモングラスには子宮を収縮させる作用があると言われています。妊娠中の方のご使用は控えてください。授乳中の方や、持病をお持ちの方、乳幼児への使用については、事前に医師に相談することをおすすめします。
筆者の感想
湯船に浸かって深呼吸をすると、まるで高級スパのハーバルスチームバスに入っているような気分に。レモンの香りとはまた違う、青々とした植物のエネルギーを感じる香りで、一日のPC作業で重かった頭がスッキリと軽くなるのを感じました。お風呂上がりは、ポカポカが長く続いたように思います。
まとめ
今回は、レモングラス風呂の効果や楽しみ方についてご紹介しました。
- レモングラス風呂は、リフレッシュや疲労回復、美肌効果が期待できる
- 「フレッシュ」「ドライ」「精油」の3つの方法で手軽に楽しめる
- 肌への刺激や後片付けなど、いくつかの注意点を守って安全に楽しむことが大切
用意するのも簡単で、いつものバスタイムを特別な癒しの時間に変えてくれるレモングラス風呂。その日の気分や体調に合わせて、ぜひあなたの生活に取り入れてみてください。爽やかな香りに包まれれば、心も体も軽やかになるはずです。
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